こんにちは。那須の山あいでひっそりとお菓子を焼いている、ラ・コリーヌ洋菓子店です。
このブログを通して、私たちのことを少しでも知っていただけたらと思い、数年ぶりに記事を書いています。
今日は、「どうしてこの場所でお菓子屋を始めたのか」「どんな思いでお菓子を作っているのか」についてお話しさせてください。
※ラ・コリーヌ洋菓子店は千葉県松戸市にも店舗・工房がありますが、今回は那須町にあるラ・コリーヌ洋菓子店のお話です。
■ 都会から離れ、那須の山あいへ
ラ・コリーヌ洋菓子店は、栃木県那須町の自然に囲まれた場所にあります。
静かで、四季の移ろいが肌で感じられる、そんな風景に魅せられて、この地でお店を構えることを決めました。
お菓子作りはずっと続けてきた仕事ですが、「自然の中で、自分らしく、美味しいものを届けたい」という想いが強くなり、那須での開業を決意しました。
■ カフェを夢見て、けれど建てられなかった日々
本当は、焼き菓子だけではなく「カフェ」を併設して、お客様にお茶とお菓子の時間を楽しんでいただく場を作りたかったんです。
でも、現実は甘くありませんでした。
資金の問題、工事の難航、さまざまなハードルがあり、今はまだカフェの建物は建てられていません。
それでも、お菓子を焼くことだけは諦めたくなかった。
だからまずは、小さな工房をつくり、焼き菓子の販売から始めることにしました。
お客様に「おいしかったよ」「また食べたい」と言っていただけるたびに、「この選択は間違っていなかった」と思えます。
■ 48歳からの新しい挑戦。農業との両立
2025年からは、なんと「農業」にも挑戦しています。
那須の山間地で、田んぼを借りてお米づくりを始めました。
正直に言えば、慣れない作業に悪戦苦闘の毎日です。
でも、自然の中で汗をかきながら、自分たちの手で何かを育てることは、お菓子作りとも通じるものがあると感じています。
「育てる」という行為は、手間がかかる分だけ、愛おしいのです。
将来的には、自分たちで育てた素材を使ったお菓子作りにも挑戦したいと考えています。
■ これからのラ・コリーヌ洋菓子店
まだまだ未完成なお店です。
カフェはありませんし、広い駐車場も、立派な看板もありません。
でも、心をこめて焼いたお菓子があります。
素朴だけれど、毎日食べたくなるような、そんなお菓子を目指しています。
このブログでは、これからも少しずつ、お菓子作りのことや農業のこと、日々のささやかな出来事を綴っていきたいと思っています。
時には失敗した話や、悩んだ日々も、正直に書くかもしれません。
それでも、読んでくださる方と、何かを分かち合えたら。
そして、いつか実際にお菓子を手に取っていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
■ 最後に
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
もし気になったら、ぜひ一度、私たちの焼き菓子をお試しください。
千葉県松戸市にある店舗やイベント出店の他に、オンラインショップ(メルカリ)では不定期ではありますが、クッキー、スコーン、お酒のケーキなど、心を込めたお菓子を販売しております。
これからも、ラ・コリーヌ洋菓子店をどうぞよろしくお願いいたします。
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