好きじゃなかったのに好物になった芋屋金次郎の芋けんぴ

千葉県松戸市馬橋と文京区本郷(後楽園)で焼きたてパンとお菓子のお店、ラ・コリーヌ洋菓子店をやっております小山です。
ラ・コリーヌ洋菓子店は、千葉県松戸市馬橋で開店してからは今年で43年目。昔ながらの製法にこだわり、厳選したシンプルな素材のみを使用し洋菓子・パンを作っております。
大量生産はできません。手作り、材料にこだわり一つ一つ丁寧に作っております。

蒸しても煮ても焼いても干しても揚げても美味しいサツマイモ。
私はサツマイモに限らず、すべてのお芋が好きです。
どんな料理でも調理法でも、お芋であればどれも美味しくいただけます。
で・す・が、「芋けんぴ」だけは子供の頃からあまり好きではありませんでした。
今思えば、「美味しい芋けんぴ」に出会っていなかっただけですね。

そんな私が、唯一食べる芋けんぴがあるんです。
それが、

芋屋金次郎

の、芋けんぴです。

何年も前になるんですが、妻が日本橋で働いている時のことです。
日本橋は百貨店が多く、世界中の美味しいものが揃います。
仕事で外出した時のついでなどに、美味しいものや珍しいものを買って来てくれました。
ちょっと高級なお酒、珍しい食材、海外で製造されたもの、そんなものを買って来てくれるんです。ある日いつも行列ができている「芋けんぴ」屋さんで芋けんぴを買って来てくれました。
最初は「いや、芋けんぴあんまし好きじゃないし」って思ったんですが、食べ始めると手が止まらない。
今までに食べたことのない美味しさで、食べ終わっても「もっと食べたい！」と強く思いました。
その後、スーパーやコンビニでいろんな芋けんぴを買って食べたんですが、芋屋金次郎に比べるとどれもこれも。。。といった感じです。
今ではすっかり芋屋金次郎のファンで、それ以外の芋けんぴは口にしません。

妻は、今は日本橋で勤めてないので、日本橋周辺に用事があった時には必ず芋屋金次郎で芋けんぴを買って帰ります。お土産として母と姪っ子の分まで買って帰ります。
(母も姪っ子も芋屋金次郎以外の芋けんぴはほとんど食べません)

前置きが長くなりましたが、先日日本橋に行った時に芋屋金次郎に寄りましたので今回はその美味しさをみなさんに伝えようと思います。

この袋に入って500円

お芋は、国内契約農家で徹底した品質管理のもと栽培したもの。
産地は、鹿児島県大熊半島。
製法にこだわり、添加物や合成甘味料は使っていません。
揚油は最高級のオリーブオイルとなたね油を配合。(日本橋限定)

食べてまず驚くのが、

「芋の味がします！」

芋けんぴだから当たり前なんですが、私が今まで食べた芋けんぴは芋の味より甘さや油っぽさが先に来て、芋本来の美味しさをあまり感じなかったんです。
絡めている糖蜜が、芋本来の甘さを邪魔していない程よい甘さ。
油っぽさを感じない、たくさん食べても胸焼けしない感じからして、揚油は新鮮なものを使っていると思います。
大げさな言い方ですが、私はこれまでの芋けんぴに対する価値観が変わりました。

自分用だけじゃなく、手土産などにも喜ばれると思います。
四国と九州以外では、日本橋にしか店舗はないようです。
(コレド室町の１階です)
日本橋に行った時には、自分用にもお土産にもオススメです。

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